八百万のかみのやしろ巡り

還熊八幡神社

かえりぐまはちまんじんじゃ

参拝日:2016年10月31日

還熊八幡神社  
所在地:

愛媛県松山市御幸1-253 [地図]

御祭神:

品田和気命・帯中彦命・息長帯姫命、迦具都知命

公式頁:

社格等:

松山八社八幡七番社

 
 松山市への長期出張中、出勤前の時間に松山八社八幡を参拝する計画を立て、2016年10月29日に日尾八幡神社、2016年10月30日に桑原八幡神社を参拝、翌日のこの日は自転車で高縄半島西岸域の古社巡拝。味酒町の阿沼美神社の次の参拝。

 阿沼美神社から国道196号線を北上、伊予鉄の市内電車の路線から離れて600mほどの交差点を東に進むと還熊八幡神社の社号標と鳥居がある。鳥居から約170m先の境内入口に8:00頃に到着。

 愛媛県松山市御幸1丁目、住宅街の奥まった山麓に鎮座。松山八社八幡の七番社。

 社伝によると、貞観年間(859-877)に越智氏が石清水八幡を勧請して創建された。
 中世は河野氏の崇敬があり、延元年間(1336-1340)には懐良親王が武運長久を祈願したという。永享年間(1429-1441)頃は御幸村八幡宮ともいわれていた。

 慶長5年(1600)、関ヶ原合戦の局地戦のいわゆる「三津浜夜襲」で、河野氏遺臣が当社に立てこもり戦った際、社殿、宝物は全て焼失したという。

 近世初頭、加藤嘉明が松山築城した際、八社八幡を定めて周囲の固めとし、当社は七番社として再興され、その内の一社となった。

 『愛媛面影』には、還熊八幡の社号から、旅行する人が道中安全と無事の帰還を祈願した、とある。神前ではいつも無事来れたことに感謝するのみだが、この日は僕も霊験にあやかり祈願した。
参道入口の鳥居と社号標
 
境内入口
拝殿
 
拝殿の社号扁額
本殿
 
境内社の鎮守社
金山彦命を祀る。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
伊予鉄市内電車の木屋町駅から境内入口まで約1km。
駐車場=数台分あり。
駐車=バイク〇、自動車〇。
徒歩、バイク、自動車は関わらず容易に到着できる。
参道の鳥居を含めて参拝は約10分程度の見込み。
御朱印=社務所あり、在宅ならば受け付けている。
[作成日]2025年05月08日
[更新日]2025年05月08日

[参考] ・境内由緒書 ・愛媛県神社庁HP ・愛媛県史
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