志貴御縣坐神社
しきみあがたにいますじんじゃ
参拝日:2011年5月25日
2011年5月25日の参拝。大神神社の近くにあり、周辺摂末社の巡拝の途中に立ち寄って参拝。
徒歩又は自転車だと平等寺から南下するのが近道、自動車では一旦県道199号線に出てから当社を目指すといい。
三輪山南西麓の奈良県桜井市金屋に鎮座、境内域あたりは崇神天皇皇居跡の伝承地である。
創建年代は不詳。大和国の六御縣(高市・葛木・十市・志貴・山辺・曽布)の一つで、その国魂神を志貴縣主を祭主として祀っていたと考えられる。
国史への初見は三代実録に貞観元年(859)志貴御縣神に従五位上奉授の記事があり、延喜式では大社で月次新嘗の幣帛に預かる大和國城上郡志貴御縣坐神社として記載されている古社。
現在大己貴神を祭神としているが、他説に
・天津饒速日命 『神道大辞典』
・御県の霊 『大和志料』
がある。
参道の鳥居

境内入口の鳥居

境内参道

ここまで距離は長くないが鬱蒼とした社叢を進む。
拝殿

本殿

鳥居と瑞垣に囲まれている。
境内社

『式内社調査報告』によれば、春日社・琴平社・厳島社があるらしい。
本殿

崇神天皇磯城瑞籬宮趾の石碑。
社号標

県道199号線沿いの当社への参道脇にある。5文字分も埋まっているとは思えないので、下部は欠損してしまったのかもしれない。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
JR桜井線三輪駅から南東に直線約450m。
参拝者駐車場=なし 駐車=バイク△、自動車×。大神神社の参拝のあと立ち寄るとよい。
徒歩、バイク、自動車で容易に到着できる。
参拝は約5分程度。
境内に社務所はなく、御朱印はないと思われる。
[作成日]2019年12月12日
[更新日]2019年12月12日
[参考]
・式内社調査報告 ・古代諸国神社神階制の研究 ・境内由緒書