稲積六神社
いなづみろくじんじゃ
参拝日:2012年5月14日
2012年5月14日午前中の参拝。この日の早朝に新門司港に着いて、
香春神社、
惣社八幡神社、
大富神社、
大根川神社からの巡拝。大根川神社から国道10号線をしばらく南東に進み、県道44号線に入って南西に進んでいく。東九州道を越えてしばらく行ったところなのだが、県道44号線から行くとちょっとわかりにくい。44号線を進んでいる時に、どこかのタイミングで伊呂波川を挟んで通っている県道660号線へ移動し、川沿いを行ったほうがわかりやすそうだ。県道660号線はちょっと道は細いが・・・。10:30頃到着。
大分県宇佐市大字中に鎮座。境内由緒書には伊弉册尊・速玉男命・事解男命は文武天皇御宇の慶雲3年(706)、後記三神は仁明天皇御宇の承和7年(834)、ともに稲積山上に鎮座。花園天皇御宇の応長4年(1314)、山上より現在地に遷座という。
宇佐宮最古の編纂された縁起とされる『承和縁起』には、大御神が欽明天皇の御宇に宇佐郡辛国宇豆高嶋天降坐とあり、この「辛国宇豆高嶋」が稲積山という説がある。
その後大和国膽吹嶺、紀伊国名草、吉備国神島、周防国佐波由良門、伊予国宇和郡、豊後国奈多へ渡った(『八幡宇佐宮御託宣集』)という。
さらにその後宇佐郡近辺において、田布江、鷹居社、郡瀬、大禰川、酒井、乙咩、妻垣、小山田へ遷った(『八幡宇佐宮御託宣集』)。これは宇佐氏、大神氏の伝承によって異なっているようだ。
稲積山

県道44号線から稲積山を望む。円錐型の秀麗な山。宇佐富士と称されている。
境内入口の鳥居

境内入口の鳥居扁額

「稲積山権現」とある。
境内

拝殿

麦わら帽子の忘れ物、なんとなく気持ちがほっこり。
本殿

覆屋の中に流造の本殿。
境内社は社殿の西側、境内の奥まった区画に鳥居が三基、周囲にも石祠がたくさん並んでいる。
境内社

境内の左奥。左の石垣は本殿前からの続き。
境内社の鳥居扁額

篆字っぽくて読めないが、「水本?神社」。?は龍?。詳細不明。
境内社

境内の奥。
境内社の鳥居扁額

こちらも篆字っぽくて読めないが、「石丸小之?神社」。?は龍?。詳細不明。
境内社

境内の右奥。扁額には「天満宮」(おそらく)。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
最寄り駅、とは言いにくい。JR日豊本線豊前天津駅から直線距離で約8km。
大分交通バスと宇佐市コミュニティバス(曜日限定)が宇佐市役所近辺から若干数運行されている。うまく調べれば往復可能かも。
参拝者駐車場=なし 駐車=バイク△、自動車×。
徒歩のみでは困難、バイク、自動車は容易に到着できる。
参拝は約5分程度。
境内に社務所はなし、御朱印受付の詳細不明。
[作成日]2019年09月24日
[更新日]2019年09月24日
[参考]
・境内由緒書