槻本神社
つきもとじんじゃ
参拝日:2011年11月7日
2011年11月7日の参拝。富山県での所用のため出かけることになり、飛騨国の式内社を巡ろうと計画、
水無神社、
荏名神社、
荒神社からの巡拝。荒神社から国道361号線を北上、国道158号線を東へ進み、桜小路交差点を東へ川沿いの道を進むと、ひときわ高い杉の木がよく目立つ。その地が当社の境内。13:45頃の到着。ちょうど境内には氏子の方々が境内の掃除をされていたので、邪魔にならぬよう撮影。境内は手入れが行き届き、大切にされている社であることを実感。
岐阜県高山市丹生川町山口に鎮座。山口谷川の流れる谷筋にあり、境内前の山口谷川には神橋が架かっている。
延喜式神名帳に記載のある飛騨國大野郡槻本神社の比定社。三代実録に貞観9年(867)従五位上奉授の記事がある。
飛騨国の式内社八社は近世には槻本神社以外は不明となっていて、19世紀以降、地元の国学者らの論考によって式内社を比定しているが、当社は古来社名が継続し、社地に変遷もない。
創建年代は不詳。昔は境内に槻(杉)の巨木があり、自然崇拝の神籬として神を祀ったものだと伝わっている。この杉の木陰は数里にも及んだという。当社には「高神様」という俗称があり、この高い杉の木のことを表したものかもしれない。
明治時代後期から大正時代初頭にかけて、たびたび近隣の神社との移転合併が持ち上がったが、氏子は断固拒否を続けたという。
境内入口の鳥居

社号標

天保2年飛騨郡代大井永昌の奉納。
参道

鳥居と拝殿の間に神木の杉。県天然記念物に指定。
拝殿

切妻造り妻入りの拝殿。
拝殿前から鳥居を振り返る

本殿

切妻造り平入りの本殿。
子守神社

祭神、木花咲耶姫命。
拝殿と子守神社

交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
最寄り駅はJR高山本線高山駅で北東へ直線距離約6.3km。高山駅からバスの便もある。
参拝者駐車場=なし 駐車=バイク△、自動車△。
徒歩は最寄駅から遠い、バイク、自動車は容易に到着できる。
参拝は約10分程度。
境内に社務所はなかったと思う。御朱印は要事前確認。
[作成日]2019年12月06日
[更新日]2019年12月06日
[参考]
・式内社調査報告 ・岐阜県神社庁ホームページ