2017年3月12日午前の参拝。
秩父神社が本日最初の参拝で、見事な社殿と歴史背景を堪能し、テンションも上がる。秩父神社の後は秩父郡のもうひとつの式内社椋神社へ向かう。といっても論社が五社あり秩父市域に三社、皆野町域に二社あるが、それぞれ近接していて、ありがたいことに皆野駅にレンタサイクルがあるので、それを利用しての椋神社五社の巡拝である。
秩父鉄道で秩父駅から皆野駅へ。レンタサイクルは皆野駅前のタクシー営業所で受付してくれる。電動アシスト車と普通の自転車があったが、電動アシスト車を借りることにした。まず駅から一番近い当社へ向かう。皆野駅前から県道43号線を南西方向へ、少し変則の五差路、向かうべき方向に椋神社の社号標が建つ。しばらく進むと朱塗りの大鳥居がある。11:45頃到着。
埼玉県秩父郡皆野町皆野に鎮座、秩父鉄道皆野駅から南西へ直線約550m。荒川が100mほど東を流れている。
祭神は猿田彦命・大己貴命・八意思兼命。
主祭神は猿田彦命で、これは論社五社に共通している。
『秩父郡市神社誌』に、景行天皇の御宇40年、皇子の日本武尊が東国平定に際して知知夫国を巡視した時に、巡視の案内をした猿田彦命、国土経営の神の大己貴命、知知夫国造の祖神である八意思兼命を祀ったことが創祠という。
三代実録、貞観13年(871)正五位上の神階奉授の記事がある国史見在社、延喜式内小社秩父郡二座のうちの一社の論社。
江戸時代には椋宮(倉宮)明神と呼ばれていたように、当社のよみを「むく」「くら」とする二説がある。
公式ホームページによれば、当社南東にある蓑山の頂上に鎮座する蓑山神社、その中腹の善女龍神雷電神社と当社をもって、奥宮、中宮、里宮の三社構成をとっているようだ。
参道にあたる道は県道43号線から分岐した道を進むと大鳥居が見えてくるのでわかりやすい。大鳥居のすぐ先に境内入口鳥居。鳥居から拝殿までは直線すぐで南東面を向く。拝殿横に護国社。本殿後方に境内社。他に石祠群あり。
境内への参道と大鳥居

一般道路から少し入ったところ。きれいに整備されている。
境内社

右側の社、秩父彦之大神・金刀比羅大神・駒形大神・摂社末社之大神・諏訪大神・山之神大神
左側の社、八幡大神・秋葉之大神・愛宕大神・産泰大神
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間
秩父鉄道皆野駅から徒歩約15分、5社の椋神社で駅から徒歩で容易にたどり着くのは当社のみ。秩父やまなみ街道皆野大塚ICからも近い。
参拝者駐車場=あり 駐車=バイク〇自動車〇。
徒歩、バイク、自動車に関わらず容易に到着できる。
参拝時間は境内社を含めて約10分ほど。