2014年11月10日午前の参拝。丸亀駅からスタートし神野神社で本日最初の参拝を済ませ、約30分後の9:00頃当社に到着。
途中象頭山の姿も自転車を漕ぎながら目に入り、「大麻山登ろうかな~、どうしようかな~」と考えていた。
香川県善通寺市弘田町に鎮座。JR土讃線金蔵寺駅から南西へ直線約2.6km。高松自動車道と国道11号線が交差する辺りの天霧山の東麓の田の中にあり小規模な社。四国霊場第七十二番曼荼羅寺や第七十四番甲山寺も近い。
社名の「雲気」はこの社の神がよく雲気を出し、雨をもたらすことからだという。天霧山と雲気神社、いつでも雨を降らせてくれそうだなぁと思う。
三代実録に神階授与の記事がある「雲気神」と、延喜式内社、讃岐國多度郡雲気神社の論社のひとつ。三代実録には貞観元年と2年のどちらとも「従五位下」の授与となっており、重複か貞観2年は「従五位上」の間違いか。境内由緒書は貞観2年従五位上の昇授としている。
祭神は豊宇氣大神、大龍神、大雷神となっているが諸説ある。豊宇氣大神が祭神であることはよくわからない。「雲氣(うんけ)→うけ→豊宇氣」の転意であろうか。大龍神、大雷神は水神だろうか。
他説として、
・闇龗神、高龗神『全讃史』
・天御中主神『西讃府志』『讃州府志』『讃岐名所図絵』
・「全讃史」「西讃府志」の説をあげつつ、更に水波女神又は大己貴命との伝承『香川縣神社誌』など。
国道11号線と県道217号線の吉原町交差点を南へ、県道217号線が高松自動車道をくぐり東へ向きを変えてすぐの南側に社殿の裏側が見えてくる。田の中にあり、どこから入っていいのか最初はわからないが、東側から境内への道があり、そこから境内全景と背後に天霧山の景色。境内入口には鳥居と社号標。鳥居からすぐに社殿。本殿のまわりは石造りの瑞垣。境内社はない。
境内入口

社号標には「延喜式内社 旧郷社 雲気神社」とある。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
JR土讃線金蔵寺駅から境内入口まで約3km、徒歩約40分程度。田の中に境内、県道からすぐ。
駐車場=なし。
駐車=バイク△、自動車×。
徒歩、バイク、自動車に関わらず容易に到着できる。
参拝は短時間で行える。
境内に社務所はない。御朱印の問い合わせ先も不明。