杜屋神社
もりやじんじゃ
参拝日:2019年9月1日
2014年7月27日午後の参拝。朝から新幹線で移動、午前中に小倉で宿泊の手続きを済ませてから、腹ごしらえの立ち食い寿司。JRで小倉駅発、下関駅乗り換えで山陰本線へ、黒井村駅で下車。駅からは山陰本線の西側の旧街道と思われる道を南へ徒歩約5分で参道入口。13:00頃到着。
山口県下関市豊浦町黒井に鎮座。豊浦町は2005年下関市と合併。参道入口に案内掲示があり、その先すぐに境内入口の鳥居、御神橋で厚母川を渡った先に立派な神門、その先すぐに社殿。施設はすべて北西向きに建てられている。
創建年代は不詳。延喜式に長門國豊浦郡村屋神社として記載がある古社。神名帳の村屋神社は杜屋神社の書き誤りというのが一般的。中世から近世の文書には長門国一宮の末社として記載されているものもある。境内由緒書には長門国三宮であると記されている。
祭神の三穂津姫命は高皇産霊尊の子で大国主神の后。
大和国の村屋坐弥冨都比売神社では大物主神とともに主祭神となっている。延喜式で村屋神社となっているのは当時から同じ祭神の神社だったからとしたら混乱してしまったのかも。
特殊神事に「お忌祭」がある。1月18日から25日にかけて、神主は社務所に参籠、氏子の人達も家庭できびしい「物忌」に服すとして、歌舞音曲、入浴、洗濯、牛馬の使用が禁止、音の出る家庭用品全般にわたり音を押えるようにするものである。同様の神事は
住吉神社、
忌宮神社にもある。
参道入口

旧街道(おそらく)からの入口。
境内入口の鳥居

参道は鳥居をくぐり神橋をわたる。
境内参道

神門

入母屋造の立派なもの。
拝殿

入母屋造。あたりが静かで気が安らぐ。
拝殿

本殿

入母屋造。軒も破風も高くて格好良い。
本殿

後方から。
境内裏に立つ鳥居

境内裏に広場があり、山陰本線と国道191号線から鳥居が見える。宝暦8年(1758)銘がある。
句碑

境内社が社殿後方に三宇並んで鎮座。石組みの祭祀遺構?もある。
境内社の鳥居

右が西社、左が東社。
境内社(西社)

沼神社(黒井沼)・事代主神(杜屋町)・廣幡神社(大久庵、西明寺、久信)・大歳神社(阿蔵、遠田)・龍王神社(上郷、下郷、豊洋台)・天満宮(旧杜屋)を合祀。
境内社(東社)

赤崎神社(八ヶ浜)・日吉神社(一ノ瀬)・山王神社(石印寺)・大歳神社(市)・八王子神社(原、大門)・若宮神社(郷)を合祀。
石組み遺構と境内社

石組み遺構は磐境とも思われる。境内社は詳細不明。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
JR山陰本線黒井村駅から南へ直線約500m、徒歩約10分
参拝者駐車場=あり、駐車=バイク〇自動車〇。
徒歩、バイク、自動車で容易に到着できる。
参拝は約15分程度。
御朱印は境内に社務所があるが不在だった、要事前確認。
[作成日]2019年12月20日
[更新日]2019年12月20日
[参考]
・式内社調査報告 ・境内由緒書