若宮八幡大神宮
わかみやはちまんだいじんぐう
参拝日:2013年7月3日
2013年7月3日午前の参拝で、この日は当社と
皇大神宮(共に城東区内)を自転車でちょい軽で回った日。
大阪府大阪市城東区蒲生に鎮座。国道1号線蒲生4丁目交差点から直線距離で南西約300mの位置。周囲は住宅密集地帯で鳥居への参道も車一台がやっとの細い道。南側約100mには寝屋川が流れていて、さらに鯰江川の名残りも認められる。鯰江川の堤防が古堤街道であり、一部古民家が建ち並び、現在も街道風情が感じられる場所。
大阪府神社庁のHPによれば当社は西向き八幡さんとも呼ばれていて、実際に鳥居や社殿は西向き、境内社は境内の北側に三社ある。
創建については不詳。境内の由緒書碑には、昭和45年(1970)御鎮座1500年記念事業云々の記述があるが、それを即受容することはできないと思われる。当地は近世には河川と街道によって交通の要衝地であっただろうし、創建ははやくても中世末ではないだろうか。
由緒書にも「当地域の土地柄が寝屋川(古くは大和川)鯰江川の二川、また古街道東西に貫通し、低地であり地味砂土に富み、農耕に適し、水運に於ける庶民生業の中心地として繁栄して参りました」とある。
鳥居

住宅地に囲まれた地に境内。鳥居には嘉永7年(1854)銘。
拝殿

鳥居をくぐるとすぐに拝殿。入母屋造りと思いきや、切妻造り。唐向拝が付いている。
本殿

本殿は保護壁付き。
豊受稲荷社

拝殿のすぐ横にある。玄武館という施設と併設。
祖霊社

本殿の左側、境内の東北隅にある。社殿脇に天保5年(1834)銘の石灯籠一対。
乾大神社

「金運の神様」とある。境内北西隅にある。
佐竹義宣本陣跡の碑

大坂夏の陣の鴫野・京橋口の戦いにおいて、佐竹義宣が当社境内に本陣を構えたという。この時「心ない軍兵によって神木の楠が篝火の料に使用された。戦後佐竹家より贖罪のため、矢が奉納された」という。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間
大阪メトロ今里筋線・長堀鶴見緑地線蒲生四丁目駅から約400m、徒歩5分程度の位置に鎮座。周辺は住宅地の狭い道で、特に参道前から境内周囲は道幅が狭い。
駐車場=鳥居南側に車3台分ほどのスペース有りだが、大型車は境内地までの進入も含めて難しい。
駐車=バイク〇、自動車〇。
徒歩、バイク、自動車に関わらず容易に到着できる。
境内社を含めて参拝は短時間で行える。
[作成日]2016年11月18日
[更新日]2016年11月18日
[参考]
・境内由緒書 ・大阪府全志