八百万のかみのやしろ巡り(仮)
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雲氣八幡宮

くもけはちまんぐう

参拝日:2014年11月10日

雲気八幡宮    
所在地: 香川県仲多度郡まんのう町西高篠字本村269 [地図]
御祭神: 誉田別尊、保食神、仲姫命、市杵嶋姫命、仲哀天皇
公式頁:
社格等: 貞観元年(859)正月7日
貞観2年(860)5月20日
雲気神 従五位下、列於官社 三代実録
雲気神 従五位下、列於官社 三代実録
延喜式内社 讃岐國多度郡 雲気神社

 
 2014年11月10日午前、櫛梨神社の後の参拝。櫛梨神社の正面参道を南下すると東西に走る県道47号線に行きつく。それを東へ進み、県道200号線との公文交差点を南下するとほどなく雲氣八幡宮の社叢が見えてくる。櫛梨神社から約10分後の10:50頃当社に到着。

 香川県仲多度郡まんのう町西高篠に鎮座。JR土讃線琴平駅から北へ直線約2km、高松琴平電鉄琴平線榎井駅から北へ直線約2km。北に如意山、西に象頭山を望む田園地帯。金刀比羅宮も近い。

 延喜式内社、讃岐國多度郡雲気神社の論社の一つ。
 三代実録に「雲気神」従五位下の神階授与の重複記事がある。善通寺市弘田町の雲気神社の境内由緒書は貞観2年の記事は従五位上の昇授だとしている。

 社伝には、八幡宮としての創建と「雲気」八幡宮の経緯についての記述がある。
 八幡宮としての創建は、当地の豪族長尾氏の祖、式部従一位橘公高が当国執政職となり、天安2年(858)社殿を建て、自ら刻んだ八幡大神の神像を祀ったことにはじまる。
 雲気八幡宮のはじまりは、天正7年(1538)長曽我部氏の讃岐侵攻によって、高篠の八幡宮と一町余り北にあった雲気神社の両社が兵火によって焼失、両社の御神体のみを蔵井という所に遷したのち、寛永18年(1641)現在地に合わせ祀った、とある。

 祭神は昭和27年の当社明細帳には誉田別尊、保食神、仲姫命、市杵嶋姫命、仲哀天皇。
 その他、
 ・仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、合祀:保食神、市杵嶋姫命『香川縣神社誌』
 ・仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、後に息長足姫命他三座を合祀『仲多度郡史』
 『仲多度郡史』の後の合祀の記述から他の八幡社か住吉社の合祀があったのかも。

 県道47号線と県道200号線の公文交差点を南へ約900mのあたりから西に社叢が見える。参道の両側は住宅と畑。参道に鳥居、注連縄柱、境内入口には神門、社殿まではすぐ。境内社は境内参道左側に地神社と小石祠群。参道の鳥居手前に西面して小石祠。
参道

 
参道の鳥居

神門

境内入口にある。右側に社号標
 
社号標

境内の参道

神門をくぐってすぐ。
 
 
拝殿

入母屋造、千鳥破風唐向拝付き。
 
本殿

 境内社は境内参道西側、神門と拝殿の中間あたりに地神社と石組台座の上に石祠と石積を祀る。拝殿東側の石組台座の上に石積を祀る。また参道の鳥居手前に西面して石祠。
地神社

 
石組台座の上に石祠と石積

石組台座の上に石積

拝殿東側にある。
 
石祠

参道の鳥居手前にある。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
高松琴平電鉄琴平線榎井駅から境内入口まで約2.2km、徒歩約25分程度。すぐ東側に県道200号線。
駐車場=参道鳥居の北側にあり。もしかしたら私有地で違うかも。
駐車=バイク〇、自動車〇。
徒歩、バイク、自動車に関わらず容易に到着できる。
参拝は短時間で行える。
境内に神職は常駐していない。御朱印は事前に問合せが必要。
[作成日]2016年5月26日
[更新日]2016年5月26日
[参考]  ・式内社調査報告 ・古代諸国神社神階制の研究
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