八百万のかみのやしろ巡り(仮)
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辛國神社

からくにじんじゃ

参拝日:2016年5月2日

辛國神社辛国神社御朱印
所在地: 大阪府藤井寺市藤井寺1-19-14 [地図]
御祭神: 饒速日命・天児屋根命・素盞嗚命、(相殿)品陀別命・市杵島姫命
公式頁: http://www.karakunijinjya.jp/
社格等: 貞観9年(867)2月26日 辛國神 預官社 三代実録
延喜式内社 河内國志紀郡 辛國神社
延喜式内社 河内國志紀郡 長野神社 鍬
明治5年村社

 
 2016年5月2日午後、西国三十三所巡拝で葛井寺を参拝したあと、隣接する辛國神社にも参拝した。

 大阪府藤井寺市藤井寺に鎮座。近鉄藤井寺駅の南出口から約230mの地。西国五番葛井寺が当社の西側にある。南約300mには前方後円墳の岡ミサンザイ古墳(仲哀天皇陵)があり、古市古墳群を巡ることもできる。

 三代実録貞観9年に官社に列した記事が見え、延喜式神名帳に河内國志紀郡辛國神社との記載のある古社。

 社伝には雄略天皇御宇の創建と伝わる。日本書紀に「餌香長野邑を物部目大連に賜う」とあり、餌香長野邑はこの地方のこととされ、当地を治めることになった物部氏が祖神を祀って創建、その後、物部氏と同族の辛国連が祭祀を司り辛国神社と称するようになったという。

 現在の祭神は饒速日命・天児屋根命・素盞嗚命となっている。饒速日命は物部氏祖神、天児屋根命は室町時代に河内守護畠山氏により奈良春日社より勧請、素盞嗚命は明治41年、長野神社の合祀によるもの。

 祭神については諸説ある。以下の通り。
 ・伊香々色雄命 『特選神名牒』
 ・韓国連祖神歟 『神社覈録』
 ・新羅国神 『神祇宝典』
 ・長野連祖神 『大日本地名辞典』
 ・気長帯日霊尊 『河内国式神私考』
 総じて辛国の社名に応じた祭神説になっているよう。

 鳥居、拝殿、本殿は全て東向き、境内入口から気持ちがよい参道が伸びる。境内社は拝殿前の参道の北側に春日天満宮、春日稲荷社がある。市中住宅地の中の神社だが境内は広い。
境内入口
 
一の鳥居
鳥居扁額には「辛國神社」
境内参道
 
二の鳥居
合祀された長野神社から移設されたもの。
拝殿前の参道
 
拝殿
入母屋造千鳥破風唐向拝付き、しっかりとした造り。
拝殿
 
本殿
流造。
春日天満宮拝殿
 
春日天満宮本殿
当社の本殿は春日造であったことがあり、もしかすると元は本社のものであったのかも。
春日稲荷社鳥居
 
春日稲荷社本殿
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
近鉄南大阪線藤井寺駅から南へ約230m
参拝者駐車場=あり、駐車=バイク〇自動車〇。
徒歩、バイク、自動車で容易に到着できる。
境内社を含めて参拝は約10分程度。
御朱印は境内に社務所があり、常時受け付けているようす。
[作成日]2019年11月11日
[更新日]2019年11月11日
[参考]  ・式内社調査報告 ・境内由緒書 ・公式ホームページ
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