所在地: | 京都府京都市伏見区淀本町167 [地図] |
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御祭神: | 豊玉姫命・高皇産霊神・速秋津姫命 |
公式頁: | http://www.yodojinja.com/ |
社格等: | 貞観元年(858)正月27日 與度神 従五位下 三代実録 |
延喜式内社 山城國乙訓郡 與杼神社 | |
明治6年郷社 |
與杼神社
よどじんじゃ
参拝日:2014年6月16日
いつもの淀川右岸の自転車道で八幡市の御幸橋まで、そこから旧国道1号線で納所交差点まで行き、一旦京阪線淀駅に行ってから当社前に着いた時間が10:00頃。
京都府京都市伏見区淀本町、淀城跡公園内に鎮座。淀駅を挟んだ反対側には京都競馬場がある。桂川両岸にわたる淀・納所・水垂・大下津の産土神。
明治35年の桂川改修工事によって現在地に遷座、それまでは対岸の旧乙訓郡水垂村に鎮座していた。水垂社や淀姫社とも称せられた。
国史に現れており、三代実録の貞観元年に従五位下を奉授されている。延喜式には山城國乙訓郡與杼神社として記載のある古社。
社伝によれば、応和年間(961-964)僧の千観内供が、肥前国佐賀郡河上村の與止日女神社を勧請したことに始まるというが、三代実録の奉授記事や延喜式記載もあり、それより遡ることは有力。
淀城跡公園の東側が境内入口、京阪本線の高架が見えている。参道は北西へ進み、ほどなく西方向に変わる。拝殿は京都市内に多い舞殿型。その背後すぐに三間社流造の本殿。中央に豊玉姫命、右側に高皇産霊神、左側に速秋津姫命が祀られている。拝殿の南側に境内社三宇、本殿北側に一宇ある。
境内入口の鳥居
社号標に「郷社式内與杼神社」とある。境内入口の鳥居
境内の参道
拝殿前
拝殿と本殿
本殿
流造の本殿。
境内社は拝殿の南側に川上社・豊丸社・長姫社の三社、本殿北側に一社(おそらく日大臣社)鎮座している。
川上社鳥居
川上社
豊丸社鳥居
豊丸社
長姫社鳥居
長姫社
日大臣社
表札などないが、他に見当たらないのでおそらく日大臣社大坂淀屋の高灯籠
豪商淀屋寄進の物。
明治35年の桂川改修工事によって現在地に移るまでは対岸に鎮座していた。旧地には少祠が残っているということで、それを探してウロウロしてみたがなかなか見つけられなかったので、畑にいた方に聞いてみると、その方は母親から與杼神社の旧社地のことを聞いたことがあると言い、おおよその場所を聞くことが出来た。
その言によれば宮前橋は今の地点より南側に架かっていて、その橋の袂から境内域が広がっていたという。ということでおおよその場所を撮影してみた。貴重な話を聞けて感謝。ちなみに旧社地には少祠は残っていないようだ。
その言によれば宮前橋は今の地点より南側に架かっていて、その橋の袂から境内域が広がっていたという。ということでおおよその場所を撮影してみた。貴重な話を聞けて感謝。ちなみに旧社地には少祠は残っていないようだ。
與杼神社の旧社地(推定)
いまは堤防と河川敷になっている。画像左中央あたりが宮前橋、そこから少し南の場所。真ん中にあるコンクリートの遺構は旧宮前橋の痕跡なのかも。與杼神社御旅所
與杼神社の対岸の区画された新興住宅地の中にある。このあたりまで境内地だったのかも。交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
京阪本線淀駅から徒歩5分以内。参拝者駐車場=有料あり、駐車=バイク〇、自動車〇。
徒歩、バイク、自動車で容易に到着できる。
参拝時間は本社、推定旧社地跡、御旅所含め自転車使用で約1時間見込。
境内に社務所がある。御朱印は常時受付のようすだったが、要確認。
[作成日]2019年11月10日
[更新日]2019年11月10日
[更新日]2019年11月10日
[参考]
・境内由緒書 ・式内社調査報告 ・古代諸国神社神階制の研究 ・公式ホームページ