槻田神社

　金峰神社参拝のあとレンタサイクルを返却し、ちょうど昼時になっていたので長岡駅近くの食堂で腹ごしらえをしてから、信越線で新潟方向へ、東三条駅で下車して当社に向かった。東三条駅にはレンタサイクルがあるので、それを利用して近隣の三社を巡った。2016年8月17日の参拝、14:30頃に到着。

　三条市荒町に鎮座。弥彦線北三条駅から北西方向約600mの地。鎮座地の西約300mには信濃川が流れる。東三条駅から向かうと大きな道が途切れる交差点の南西側が境内。境内入口は境内地の南側にあり、社号標と鳥居がある。

　創建年代は不詳。延喜式神名帳に記載のある越後國蒲原郡槻田神社の論社の一社。社伝には、応徳2年(1085)地頭の三条左衛門定明が三条町地内字中島に築城した際、城内に槻田神社を勧請したという。その後元和3年(1617)信濃川の洪水が原因で現在に遷座したという。
　明治7年(1874)三条八幡宮に合祀されたが、同12年には荒町の氏子の願いにより、現社号に復した。

　境内社はないが、かつて子安社(木花咲耶姫命)、須賀社(素戔嗚尊)、日吉社(大山咋命)があったが、明治13年火災によって焼失し、いまは本殿に合祀されている。