所在地: | 新潟県新潟市東区河渡本町19-25 [地図] | |
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御祭神: | 大己貴神 | |
公式頁: | ||
社格等: |
延喜式内社 越後國沼垂郡 大形神社 県社(昭和20年?) |
大形神社
おおがたじんじゃ
参拝日:2016年7月25日
阿賀野川河口近くの松浜稲荷神社から空港方面に戻り、国道113号線河渡新町交差点を南下、じゅんさい池公園内にある大形神社の境外社上道神社に11:50頃到着して参拝。その後南下して河渡交差点から東へ進み、ひとつ北の道沿い、紳士服店の北側にある大形神社の境内入口に12:00頃到着。
新潟県新潟市東区河渡本町に鎮座。東に阿賀野川、西に信濃川に挟まれた地域のほぼ中間点、北2.6kmに日本海の海岸線。二つの大きな川が形成した砂丘上に境内。周囲は新興の商業施設が立ち並ぶ地域だが、境内域は砂地が目立つ。
口碑に大同年間(806-810)の創建と伝わり、延喜式神名帳に記載されている古社。越後國沼垂郡大形神社の比定社。
祭神は大己貴命。これは昭和19年に大形神社と改称した際に祭神も変わったもの。以前は白山神社で菊理姫命を祀っていた。嘉永年間成立の『越後野志』や明治期の神社明細帳にも白山神社と記されている。
嘉永3年の棟札には沼垂の白山神社の神主の名前が記されており、江戸時代に河渡の部落において神社の維持が難しくなった時に沼垂の白山神社に預かってもらっていたらしい。口碑には表向きは白山神社、部落内においては大形神社として信仰していたとも伝わっている。
河渡地域の砂丘上は渟足柵の推定地となっている。河渡は郡家(こうど)から転じたとする説(『大日本地名辞書』)もある。
昭和20年に県社に列したともいうが、神社に記録は残っていない。社格制度自体は昭和21年2月に廃止されている。
住宅に挟まれた参道、境内入口に社号標と鳥居。境内へは階段を登る。登りきると鳥居、すぐに社殿。境内入口の鳥居から拝殿本殿とすべて南面している。
社殿の両側に境内社の神明宮と稲荷神社、神明宮の鳥居脇に石祠の古峯神社がある。
境内入口
境内への階段参道
参道の鳥居
境内参道
拝殿
拝殿の社号扁額
本殿
建築様式はわからないが、注連縄が張られている。境内
拝殿と両側の境内社、手前に舞殿。舞殿
稲荷神社の鳥居
稲荷神社
神明宮の鳥居
神明宮
古峯神社
祭神:日本武尊。境外社の上道神社
今回はこちらから参拝した。境外社の上道神社
祭神は龍霊神背後の社殿と仏さま
境内由緒書
式内社 大形神社
御祭神 大己貴神(大国主命)
由緒
当神社は大同年間の創立と言われ延喜式神名帳に沼垂郡五座の筆頭に記載されており、千百余年と古く歴史のある神社であります。一時代白山権現と称しましたが、凡そ百余年前の額面また御神鏡にも大形神社とあり、昭和19年に今の社名に改め、その後県社に列せられました。 御祭神の御神徳は五穀豊穰、開運招福、縁結びの神として厚い信仰を寄せられ現在に至っております。
御祭神 大己貴神(大国主命)
由緒
当神社は大同年間の創立と言われ延喜式神名帳に沼垂郡五座の筆頭に記載されており、千百余年と古く歴史のある神社であります。一時代白山権現と称しましたが、凡そ百余年前の額面また御神鏡にも大形神社とあり、昭和19年に今の社名に改め、その後県社に列せられました。 御祭神の御神徳は五穀豊穰、開運招福、縁結びの神として厚い信仰を寄せられ現在に至っております。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
最寄り駅はJR白新線大形駅から北西へ直線で3km。参拝者駐車場=あり 駐車=バイク〇自動車〇。
最寄り駅から少し遠く、新潟駅からのバスが便利。
参拝時間は境外社を含めて約25分ほど。(自転車利用)
境内の社務所に常駐していないが、半紙に押印墨書きしたものが置かれていた。御朱印帳の場合は事前に問合せが必要。
[作成日]2019年1月13日
[更新日]2019年1月13日
[更新日]2019年1月13日
[参考]
・当社パンフレット ・境内由緒書 ・式内社調査報告 ・越佐の神社