八百万のかみのやしろ巡り(仮)
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青海神社

あおみじんじゃ

参拝日:2016年8月18日

青海神社青海神社御朱印
所在地: 新潟県加茂市大字加茂229 [地図]
御祭神: 椎根津彦命・大国魂命、賀茂別雷命、多多須玉依媛命・賀茂建角身命
公式頁: http://www.aomi-jinjya.or.jp/index.html
社格等:
延喜式内社 越後國蒲原郡 青海神社二座
明治5年県社

 
 2016年8月18日の参拝、越後国一宮、弥彦神社長瀬神社からの巡拝。
 長瀬神社を14:20頃出発して、青海神社の鎮座する加茂山公園へ。14:30頃に到着。

 当地は『倭名類聚抄』にある蒲原郡青海郷であると考えられており、青海郷を開拓した青海首一族が祖神を祀ったことが当社の起源。社伝では神亀3年(726)に椎根津彦命、大国魂命の二座を祀る社を加茂山の山麓に創建したという。

 青海首の祖神、椎根津彦命は神武東征の折、速吸門で出迎え、瀬戸内海の航海を助けた神。
 大国魂命は椎根津彦命を祖神とする大倭国造によって代々祀られてきた神で、つまり青海首は大倭国造の流れを組む一族であるという説がある。

 延暦13年(794)京都の)賀茂別雷神社、賀茂御祖神社の分霊を遷祀し、青海郷は両社の神領となっている。

 延喜式にある越後國蒲原郡青海神社二座の比定社。

 元禄年間までは青海神社、賀茂別雷神社、賀茂御祖神社と三社にそれぞれ神主が置かれていたが、元禄7年(1694)に賀茂別雷神社、賀茂御祖神社の両神主が一族の葬儀の際、藩主の命に背いたため、神主の職を召し上げられ、以降青海神社の神主が三社の総神主として神事を執り行うようになった。

 神社は加茂の中心市街地、加茂山の北麓に一の鳥居が建っている。そこから階段参道で社殿まで登っていく。鳥居から社殿まで若干のブレはあるがすべて北面して建っている。
 境内社は多く、参道から見える位置に点在しているが、公園の遊歩道沿いなどにも鎮座している。

参道入口の一の鳥居
神社境内は加茂山公園になっている。社殿まではほぼ階段の参道。
 
鳥居の扁額
神社用水
 
参道
参道の周囲に自転車や自動車がたくさん止まっているのは、公園内に市民体育館があるため。
参道の二の鳥居
 
階段参道
いくつかの踊り場を設けながら、拝殿までの最後の階段。
拝殿
ここまでいくつかの境内社に立ち寄りながら、鳥居から約10分。
 
拝殿
入母屋造、千鳥破風と唐向拝が付く立派な拝殿。
拝殿の扁額
ここには「加茂大神」とある。
 
本殿
流造と思われる。左から青海神社、賀茂神社、賀茂御祖神社の三社合殿。公式ホームページには三社合殿を神明造の覆屋に納め奉斎とあるが、どうなのかな。。
渡り廊下
社殿への渡り廊下。鴬張りとなっている。
 
舞殿
境内社はメインの参道を進んでいくといくつかは目に入ってくる場所に鎮座しているが、参道以外に遊歩道も多い加茂山公園の地図をあらかじめ用意していないとわからない場所に鎮座している境内社もある。ということで、行けていない境内社がいくつかある。
『式内社調査報告』には貴船神社・稲荷社・猿田彦社・北野社・厳島社・廣瀬社・春日社・祓戸社・琴平社・諏訪神社・山神社・伊勢両宮と多くの境内社が記載されている。以下参拝順に掲載。
厳島社
一の鳥居を入ってすぐの場所に鎮座。
 
春日社
 
石祠
北野社
 
下諏訪社
春日社からの四社は二の鳥居を過ぎたあたりで右手を見ると四宇並んでいる。
 
廣瀬社
あまり覚えていないが、下諏訪社の近く。
伊勢両宮
二の鳥居を過ぎた参道沿いに右の社と相対している。こちらには伊勢両宮の扁額が掲げられている。
 
伊勢両宮?
こちらには手がかりとなるものがない。
 
山神社
左画像の参道から南へ伸びる遊歩道があり、その道沿いに鎮座。
以上が参拝出来た境内社。貴船神社・稲荷社・猿田彦社・祓戸社・琴平社・諏訪神社は未参拝。いま地図を見ると貴船神社は公園の北西部、稲荷社は市民体育館の南東側、諏訪神社は公園の西部の中腹に鎮座している。猿田彦社・祓戸社・琴平社は未確認のままだ。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
JR信越本線加茂駅から境内への鳥居まで直線距離約350m。当社のみなら加茂駅から徒歩で、八幡の長瀬神社にも行くなら加茂駅にレンタサイクルがあるので便利。
参拝者駐車場=加茂山公園の無料駐車場利用可 駐車=バイク〇自動車〇。
最寄り駅から徒歩圏内。
境内社も多いので参拝時間は約30分ほど。
境内に社務所があり常駐しているようす。御朱印は常時受け付けていると思われる。
[作成日]2019年9月21日
[更新日]2019年9月21日
[参考]  ・当社パンフレット ・式内社調査報告 ・越佐の神社
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