所在地: | 神奈川県横浜市港北区新吉田町4509 [地図] | |
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御祭神: | 五十猛命、(配祀)権五郎景政・比野聖廟・素盞嗚命 | |
公式頁: | ||
社格等: |
承和5年(838)2月22日 嘉祥元年(848)5月22日 |
枌山神社 預之官幣 続日本後紀 枌山名神 従五位下 続日本後紀 |
延喜式内社 武蔵國都筑郡 杉山神社 明治6年郷社 |
杉山神社
すぎやまじんじゃ
参拝日:2017年3月21日
『式内社調査報告』には式内社を主張する神社が10社あまりとし、このうち著名な論社として4社の論考がある。
杉山神社の論社は横浜市営地下鉄沿線に多いので、横浜市営地下鉄の駅へ向かうことにした。選択肢はいくつかあったが、宿からは東京メトロ半蔵門線が便利だったので、東急田園都市線の直通電車で横浜市営地下鉄に乗り換えられるあざみ野駅に向かった。
2017年3月21日午前、冷たい雨の中の参拝。
東急田園都市線あざみ野駅に7:30頃到着。平日の朝、地下鉄から東急線で都心へ向かう通勤客が行きかう中、地下鉄駅へ。横浜地下鉄には一日乗車券があるので、それを利用した。
あざみ野駅からセンター北で乗り換え高田駅で下車、この日最初の当社へ向かった。
しっかりとした雨の中、高田駅からのんびり歩きだしたが、ある程度近づいているはずなのにまったく神社の気配が感じられない。道路が不規則で地形も起伏が多く、周囲を連続的に見通せないからか、地図を持っていても自分がどこにいるのか全く分からなくなってしまった。人になかなか出会わないので尋ねることもできず、やっと出会った人に尋ねて歩き出してもまたすぐに迷ってしまう。こりゃ難易度高いなぁとブツブツ言いながら、工場らしい建物の中にいる人に尋ねてようやくたどりつく事が出来た。9:20に到着しているので、1時間くらいウロウロしていたようだ。
神奈川県横浜市港北区新吉田町に鎮座、横浜市営地下鉄グリーンライン高田駅から南西へ直線約1.2km。
続日本後紀に官社の指定や神階奉授の記事がある「枌山神社」「枌山名神」の論社、延喜式内社都筑郡杉山神社の論社。また杉山神社は武蔵国総社六所宮(大國魂神社)の六宮として勧請されており、いまは横浜市緑区西八朔町の杉山神社がそれにあてられている。
由緒についてはっきり伝わっていない。『武蔵式社記』には、都筑郡吉田に杉山という小字があり、それが当地のことであることから杉山神社と比定している。その他『武蔵國式内四十四座神社命附』『武蔵の古社』『式内社の研究』が当社を採っている。
式内杉山神社は論社が多いが、小高い丘の上に鎮座している場合が多く、当社もそのひとつである。
前述している通り、実際に現地に入ると地図であらわされている以上にややこしい。目立つランドマークは第三京浜道路の都筑ICだが、これも起伏のある地形や竹林によって視界からなくなり、常に基準にして行動できない。この時のことを思い出しながら地図を見てもどう歩いたのかわからない。
境内正面に鳥居、階段参道を登りきると拝殿がすぐに見える。境内社は稲荷社と天満社。
表参道の鳥居
ようやくたどりついた参道前の鳥居。社号標には「郷社 杉山神社」とある。鳥居と階段参道
境内の参道
階段を上りきるとこの地点。拝殿
シンプルな入母屋造り。拝殿の社号扁額
本殿
裏参道の鳥居
こちらから出たのでこの後また迷ってしまった。
境内の西側に稲荷社、天満社がある。
稲荷社
天満社
手水鉢
天明5年(1785)銘がある。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間
横浜市営地下鉄グリーンライン高田駅から徒歩約20分程。参拝者駐車場=なし。駐車=バイク×自動車×。
横浜市営地下鉄線の駅から徒歩圏内だが、かなり迷ったので、大きめの縮尺地図の持参推奨。
参拝時間は約10分ほど。
[作成日]2018年1月25日
[更新日]2018年1月25日
[更新日]2018年1月25日
[参考]
・式内社調査報告 ・武蔵の古社 ・神奈川県神社庁ホームページ