所在地: | 東京都多摩市一ノ宮1-18-8 [地図] | |
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御祭神: | 天乃下春命・瀬織津比咩ノ大神・伊弉冉尊・素戔嗚尊・大己貴大神・瓊々杵尊・彦火火出見尊・倉稲魂命 | |
公式頁: | http://onojinja.or.jp/ | |
社格等: |
元慶8年(884)7月15日 |
小野神 正五位上 三代実録 | 延喜式内社 武蔵國多磨郡 小野神社 |
明治6年郷社 武蔵国一宮 |
小野神社
おのじんじゃ
参拝日:2017年3月11日
東京都多摩市一ノ宮に鎮座。京王線聖蹟桜ヶ丘駅から北西へ直線約500m。聖蹟桜ヶ丘は桜の名所から出来た地名と、明治天皇の御狩場が連光寺付近にあったことから(行幸したところを聖蹟と称する)、それらを組み合わせたものらしい。北約300mに多摩川が流れている。境内は生活道路で取り囲まれている住宅地の中。そろそろ今日の巡拝も打ち止めかなぁと思い出す時間帯。それでも土曜日の一の宮だからか、参拝者がけっこう居て、御朱印を頂戴する時にはたまたま重なって、僕の後の人は少し待ち時間があったようだ。
創建年は安寧天皇御宇18年2月と社伝にある。延喜式内社、小野神社の論社のひとつで、伴信友『神名帳考証』『特選神名牒』『大日本地名辞書』『式内社調査報告』などが当社を比定する。
祭神は境内の掲示板には天乃下春命・瀬織津比咩ノ大神・伊弉冉尊・素戔嗚尊・大己貴大神・瓊々杵尊・彦火火出見尊・倉稲魂命。『式内社調査報告』には主神天乃下春命、相殿に伊弉那岐命・素戔嗚尊・大己貴命・瓊々杵尊・彦火火出見尊の五座を祀るとある。社伝によれば「武蔵国造の兄多気比命の祖、天下春命を祀る」旨の記載があるというが、天下春命は知々夫国造の祖で誤りがある。
その他には『特選神名牒』は天押帯日子命(孝昭天皇の皇子、小野氏の祖)、当社の起源を小野氏に求めたもの。武蔵七党の一、横山氏が小野氏の系統なので、それに結びつける説がある。
『江戸名所図会』には上古は瀬織津比売命一座であったとする説も。
もうひとつの論社は多摩川を挟んだ対岸の府中市域、北東方向1.8kmの地にあり、ともに式内小野神社を主張しているが、大國魂神社に祀られる一宮小野大神は多摩市の小野神社ということもあり、多摩市側が有力となっている。この二社は元は同一社で多摩川の氾濫によって遷座し、遷座の後、旧地に再び祀ったため二か所に分かれたという説がある。
都道20号線、京王線や多摩川に取り囲まれた地で、幹線道路に面していないが、都道の一之宮交差点の北東方向、京王線聖蹟桜ヶ丘駅の北西方向という目処を持っていれば迷うことはないと思う。
鳥居から社殿まですべて西向き。鳥居脇に一宮の記載ある社号標。
境内社はすべて境内の北側にある。社殿の北に12社合殿社と秋葉社、隋神門の北側に稲荷社。
境内入口の鳥居
鳥居脇の社号標には「武蔵一之宮 小野神社」とある。
隋神門
境内の参道
拝殿
朱塗りでとても目を引く。拝殿
入母屋造のシンプルな作り拝殿の社号扁額
本殿
流造。本殿も朱塗り。
本殿
境内社は社殿の北側に12社合殿社と秋葉神社、隋神門の北側に稲荷神社が鎮座している。
12社合殿の境内社
伊勢神宮内宮・伊勢神宮外宮・三嶋神宮・八坂神社・愛宕神社・
安津神社・日代神社・鹿島神社・子安神社・厳嶋神社・方便神社・堰宮神社。秋葉神社
表札に秋葉大権現とある。稲荷神社
扁額に稲荷大神宮とある。神社辞典
小野神社の項
東京都多摩市。旧郷社。
祭神は天乃下春命の他五柱。 安寧天皇18年2月の創建と伝え、光孝天皇元慶8年(884)正五位上に進められたと伝える。延喜の制小社に列せられた古社にあてられているが、府中市本宿(旧北多摩郡西府村本宿)にも同名の社があるため明らかでない。一宮大明神とも称され、慶安年中(1648-51)に朱印領15石を付せられている。例祭9月9日。
祭神は天乃下春命の他五柱。 安寧天皇18年2月の創建と伝え、光孝天皇元慶8年(884)正五位上に進められたと伝える。延喜の制小社に列せられた古社にあてられているが、府中市本宿(旧北多摩郡西府村本宿)にも同名の社があるため明らかでない。一宮大明神とも称され、慶安年中(1648-51)に朱印領15石を付せられている。例祭9月9日。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩約15分参拝者駐車場=小さいがあり
駐車=バイク〇、自動車〇。
京王線の駅から徒歩圏内。容易に到着できる。
参拝は約20分程度。
境内に授与所があり、御朱印は常時受け付けているようす。
[作成日]2018年1月12日
[更新日]2018年1月12日
[更新日]2018年1月12日
[参考]
・公式ホームページ ・神社辞典 ・式内社調査報告 ・武蔵の古社