八百万のかみのやしろ巡り(仮)
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青渭神社

あおいじんじゃ

参拝日:2017年3月11日

青渭神社
所在地: 東京都調布市深大寺元町5-17-10 [地図]
御祭神: 青渭大神
公式頁:
社格等: 延喜式内社 武蔵國多磨郡 青渭神社
明治6年郷社

 
 2017年3月11日午前の参拝。都心の宿から京王線に乗るために新宿へ向かう。東京で公共交通機関に乗るのはかなり久しぶりで、地下鉄から各路線への乗り入れの把握にとまどいつつ、都営新宿線からの直通列車に乗ることができた。向かうのは仙川駅、この駅にはレンタサイクルがあり、その開店時間が9:00なのでそれに合わせての行動。レンタル料金は300円と良心的。
 仙川駅から北側の国道20号線(甲州街道)に向かい、つつじヶ丘交差点から北方向の道をしばらく進むと中央道を陸橋で越える。深大寺方向への道を進み、三鷹通りと名のついた都道121号線との三叉路付近に社域が面している。9:30に到着。

 東京都調布市深大寺元町に鎮座。京王線つつじヶ丘駅から北西へ直線約2.3km、京王線柴崎駅から北西へ直線約2km、京王線布田駅から北へ直線約2km。道は布田駅からのほうがわかりやすい。国宝の白鳳仏、銅造釈迦如来像を所蔵する深大寺の東側が境内。

 延喜式神名帳に記載のある古社。式内青渭神社の論社は三社あり、当社はそのひとつ。
 当社を比定するのは『神祇志料』『武蔵野地名考』『武蔵演路』など。
 創建年は不詳。境内由緒書には祭神青渭大神としながら、水波能売大神、青沼押比売命を記載し、あるいはかつて存在した社前の池に棲む蛇を祀ったとも。その池には湧水が吹き出し、池に波を生じさせるほどであったことから、青波天神とも呼ばれていた。『式内社調査報告』は青沼馬押比売命とする。
 いずれにしても水神を祀った神社であることに間違いはないようで、現在も隣接する深大寺の境内には複数の湧水源が現存し、深大寺の開基も仏教の守護神で水神とされる深沙大将に由来するといわれている。

 都道121号線の深大寺小学校前交差点の北すぐが青渭神社の境内。境内入口の鳥居は都道121号線に面して建ち、鳥居の左側の神木の大欅が目を引く。鳥居脇に社号標、鳥居をくぐると階段、昇ってすぐに社殿。鳥居から直線、全てやや南寄りの東面である。
 境内社はなし。神輿庫が一棟。
境内入口

 
境内入口の鳥居

 鳥居脇の社号標には「式内郷社 青渭神社」とある。
鳥居と大欅

 
鳥居扁額

 「青渭神社」とある。龍が上下で向かい合っている。
拝殿

 入母屋造りに千鳥破風と向拝付き。
 
本殿

 
御神木の大欅

 
 
境内由緒書
神社名 青渭神社
主祭神名 青渭大神(水神様)
由緒
創立年月日は不詳であるが、往古(三千年~四千年以前)先住民が水をもとめ居住した際、その生活に欠くことの出来ない水を尊び、祠を建て、水神を祀ったものと伝えられている。御祭神は水波能売大神・青沼押比売命、又一説には社前大池に棲む蛇を祀ったとも云われている。神社明細帳等によれば、当社は延喜式神明帳所載武蔵国多摩郡八座の内にて、官祭の社で重き御社であったと伝えられている。往古は社前におよそ五町歩余の境内地があり、大池に混々と湧水あり、青波をたたえていた所から、青波天神社とも称された。旧深大寺町の総鎮守である。尚社前に槻の老樹がそびえ、市内随一の巨木で、調布市文化財天然記念物に指定されている。
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間・御朱印
京王線布田駅からが一番わかりやすい。徒歩約30分。
参拝者駐車場=鳥居前から大欅前のスペースがそうかも。
駐車=バイク〇、自動車△。
徒歩は駅から少し距離があり、境内前にバス停あり。容易に到着できる。
参拝は約5分程度。
御朱印は常時受け付けていないと思われる。要事前確認。
[作成日]2017年12月30日
[更新日]2017年12月30日
[参考]  ・境内由緒書 ・式内社調査報告 ・武蔵の古社
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