所在地: | 埼玉県所沢市三ヶ島5丁目1691-1 [地図] | |
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御祭神: | 素戔嗚尊・奇稲田姫命・大己貴命・少彦名命 | |
公式頁: | ||
社格等: |
延喜式内社 武蔵國入間郡 中氷川神社 明治5年村社 |
中氷川神社
なかひかわじんじゃ
参拝日:2017年4月10日
JR箱根ヶ崎駅からはレンタサイクルで巡っている。出雲祝神社から県道179号線にもどり東へ進む。所沢市域に入って1kmほどで中氷川神社。裏参道にも鳥居があり、県道からも社叢越しに社殿を見つけることが出来る。12:00頃到着。
埼玉県所沢市三ヶ島に鎮座。狭山丘陵の北麓に近く、早稲田大学所沢キャンパスの北側。西武池袋線狭山ヶ丘駅から南西へ直線2.8km。
延喜式神名帳に記載のある入間郡五座の内、中氷川神社の論社の一社。足立郡の名神大社氷川神社と西多摩郡の奥氷川神社の中間点に位置し、それらとあわせ、上中下の三社形態を採っていたと推察される。
社伝によれば、崇神天皇の御宇の頃、神託によって勧請された社で、その後日本武尊が東夷征伐の際、当地の霊威を感じ、大己貴命、少彦名命を合わせ祀ったという。
かつては長宮明神と称されていた。境内地が東西に細長いから「ながみや」であるとの説と、中宮からの変移であるという説、つまり中氷川神社の略称とされ、論社の根拠のひとつにもなっている。
中氷川神社と示す棟札も伝わっており、正長元年(1428)と天文23年(1553)のふたつ、また所蔵の天正5年銘のある懸仏には中氷川神社と彫られている。しかし前者は文政5年の複写で信憑性は不確実であり、後者は中氷川神社の部分は後世の加工によるものらしい。
式内中氷川神社には所沢市山口の中氷川神社とあわせて2つの論社があり、ともに確定要素を持ち得ていない中、江戸時代の文献では三ヶ島の中氷川神社(当社)を推している例が多い。
『神社命附』『巡禮舊神祠記』『神社覈録』『神祇志料』『大日本史』などがそうである。
県道179号線からV字に分岐する参道の入口部分は狭い。そこに鳥居が建ち、境内が広がる場所までは約100m、社殿まで約150mの直線で結ばれる。すべて北東面して建つ。境内社に八坂神社、神明社、稲荷社、山王社、荒脛神社がある。
参道入口の鳥居
社号標に「延喜式内 中氷川神社」とある。参道
参道部は細長い。個人的にこのタイプの参道は好み。気持ちよい。さらに満開の桜に出会えてうれしい。境内
拝殿
入母屋造、千鳥破風付き。破風と外壁の朱がいいなと思った。本殿
一間社流造の本殿が格納されているとのこと。社殿全景
拝殿の社号扁額
神楽殿
境内の北側にある。御神木の古株
本殿の後方にある。
境内社は社殿の北側にまとまって鎮座している。荒脛神社(祭神:手摩乳命・足摩乳命)があるらしいのだが、手元の画像にはなかった。
見逃したようである。
八坂神社
祭神は素戔嗚尊。山王社
八坂神社の右側にある。神明社(右)と稲荷社(左)
八坂神社の左側にある。交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間
西武池袋線狭山ヶ丘駅から境内正面まで徒歩約30分。周辺を巡拝するなら箱根ヶ崎駅のレンタサイクルをお勧めする。自転車で約30分。参拝者駐車場=なし 駐車=バイク△自動車×。
駅から少し遠いが、小手指駅から早稲田大学行きのバスもあるので容易。
参拝時間は境内社を含めて約10分ほど。
[作成日]2018年2月10日
[更新日]2018年2月10日
[更新日]2018年2月10日
[参考]
・式内社調査報告 ・武蔵の古社