八百万のかみのやしろ巡り(仮)
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椋神社

むくじんじゃ

参拝日:2017年3月12日

椋神社(皆野)
所在地: 埼玉県秩父郡皆野町皆野238 [地図]
御祭神: 猿田彦命・大己貴命・八意思兼命
公式頁: http://minanomuku.com/index.html
社格等: 貞観13年(871)11月10日
椋神 従五位上 三代実録
延喜式内社 武蔵國秩父郡 椋神社
明治4年村社

 
 2017年3月12日午前の参拝。
 秩父神社が本日最初の参拝で、見事な社殿と歴史背景を堪能し、テンションも上がる。秩父神社の後は秩父郡のもうひとつの式内社椋神社へ向かう。といっても論社が五社あり秩父市域に三社、皆野町域に二社あるが、それぞれ近接していて、ありがたいことに皆野駅にレンタサイクルがあるので、それを利用しての椋神社五社の巡拝である。

 秩父鉄道で秩父駅から皆野駅へ。レンタサイクルは皆野駅前のタクシー営業所で受付してくれる。電動アシスト車と普通の自転車があったが、電動アシスト車を借りることにした。まず駅から一番近い当社へ向かう。皆野駅前から県道43号線を南西方向へ、少し変則の五差路、向かうべき方向に椋神社の社号標が建つ。しばらく進むと朱塗りの大鳥居がある。11:45頃到着。

 埼玉県秩父郡皆野町皆野に鎮座、秩父鉄道皆野駅から南西へ直線約550m。荒川が100mほど東を流れている。

 祭神は猿田彦命・大己貴命・八意思兼命。
 主祭神は猿田彦命で、これは論社五社に共通している。
 『秩父郡市神社誌』に、景行天皇の御宇40年、皇子の日本武尊が東国平定に際して知知夫国を巡視した時に、巡視の案内をした猿田彦命、国土経営の神の大己貴命、知知夫国造の祖神である八意思兼命を祀ったことが創祠という。

 三代実録、貞観13年(871)正五位上の神階奉授の記事がある国史見在社、延喜式内小社秩父郡二座のうちの一社の論社。

 江戸時代には椋宮(倉宮)明神と呼ばれていたように、当社のよみを「むく」「くら」とする二説がある。

   公式ホームページによれば、当社南東にある蓑山の頂上に鎮座する蓑山神社、その中腹の善女龍神雷電神社と当社をもって、奥宮、中宮、里宮の三社構成をとっているようだ。

 参道にあたる道は県道43号線から分岐した道を進むと大鳥居が見えてくるのでわかりやすい。大鳥居のすぐ先に境内入口鳥居。鳥居から拝殿までは直線すぐで南東面を向く。拝殿横に護国社。本殿後方に境内社。他に石祠群あり。
境内への参道と大鳥居
一般道路から少し入ったところ。きれいに整備されている。
 
境内入口の鳥居
鳥居の境内側の石灯籠には文化8年(1811)銘。
拝殿
晴天、きれいな境内、ありがたく参拝。
 
本殿

本殿の後方に境内社6社、拝殿の向かって右側に護国社、他に小石祠群や石を祀ったものがある。
一棟の覆屋に6社
本殿の背後に鎮座。
 
境内社

右側の社、秩父彦之大神・金刀比羅大神・駒形大神・摂社末社之大神・諏訪大神・山之神大神
左側の社、八幡大神・秋葉之大神・愛宕大神・産泰大神
 
境内社
右側の社、太宰府天満宮
左側の社、伏見稲荷大神
境内社
右側の社、八坂大神・左側の社、祖霊社
 
護国神社
 
小石祠群
石を祀ったもの
 
県道43号線沿いに建つ社号標
交通機関・駐車・駐輪情報・到着難易度・参拝時間
 秩父鉄道皆野駅から徒歩約15分、5社の椋神社で駅から徒歩で容易にたどり着くのは当社のみ。秩父やまなみ街道皆野大塚ICからも近い。
 参拝者駐車場=あり 駐車=バイク〇自動車〇。
 徒歩、バイク、自動車に関わらず容易に到着できる。
 参拝時間は境内社を含めて約10分ほど。
[作成日]2018年1月22日
[更新日]2018年1月22日
[参考]  ・式内社調査報告 ・公式ホームページ
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